貼り箱は紙製だけではない!
2020年10月29日 12時55分
貼り箱というネーミングは幅広く使用されています。具体例を出すと、木の箱に布を貼り付けても、それは貼り箱になります。
ボール紙にビニールや皮を張り付けても、カテゴリー的には貼り箱です。
ですが、それぞれの貼り箱は材料がことなります。接着剤の種類や製法や設備が違ってきます。
貼り箱を製造するメーカーによって得意としている材質もあるでしょう。素材や箱の形式も違います。
木箱にビニールを貼り付けることを専門にしている会社もありますし、ボール紙にファンシーなペーパーを貼り付けて貼り箱にする専門業者もいます。
もしも、あなたの会社で貼り箱を発注するならば、その会社が得意としている素材を考えて依頼をするといいでしょう。
大部分の会社は紙ベースでの貼り箱製造になっています。
貼り箱の外見的な特徴とは?
他の紙素材には見られない、貼紙をくるみこんだ「折り込み」があります。
サイズ的には12ミリから15ミリです。そして、箱の内側の4つの隅の部分も特徴的です。
中芯であるボール紙が見えないように、折り込んだ「耳」と呼ばれる部分があります。
貼り箱の強度については、コシと厚みのあるボール紙を中芯に使用しています。
サイズは#8から#24までが多いです。
通常の軽い商品を入れる場合や小さい箱に使用されるのは#10。10号と呼ばれる比較的薄いタイプのボール紙になります。
サイズは約1ミリ程度の厚さになっています。
そのボール紙の4つの隅はヒートテープで固定されます。ヒートテープは熱によって圧着されるタイプのクラフトテープです。
貼り箱はさまざまな洋紙・和紙・印刷紙と組み合わせてデザインすることで、希望のパッケージを完成させることができます。